サンティアゴ・6 地下鉄物語 (チリ)
サンティアゴの市民に親しまれている地下鉄、三つの菱形を並べたマークが目印です。車輪がタイヤで出来ており非常に快適です。
チリのサンティアゴにも地下鉄が走っています。中心街を走る1号線、住宅街を走行する2号線、そして5号線と合計3本の地下鉄があります、鉄道の名称は「メトロ」。特徴としては札幌と同じようにタイヤが使われており、音は非常に静かな印象を受けました。聞くところによりますとフランスの技術援助で出来たそうです。
値段は全線一律で、以前は時間帯によって料金が違うようでしたが現在は一本化されたようです。日本の定期券のようなものは存在しないようで一々切符を購入して乗車する必要があるようです。面倒なので、10回乗車出来る回数券を買いましたが、使用する度に残りの料金が表示されます。
(写真)サンティアゴ地下鉄の駅と電車
ウニベルシダー・サンティアゴ駅には壁画が施されています。少々サイケ調ですが見事なものです。
(写真:ウニベルシダー・サンティアゴ駅)
一号線に乗ると快調に滑り出し快適に走行するのですが、とにかく駅間距離が非常に短いのには驚きました。走り出すとすぐ止まるといった感じです。全ての駅間が東京で例えると新宿-新宿三丁目(丸の内線)といった感じなのです。
しかしながら、これは便利で、特に一号線セントロ(中心部)を走行し、現在急速に発展して来ている新都心を通ります。サンティアゴの主な観光スポットはこれで行けますし、鉄道駅ならびにバス・ターミナルもこれで繋がれています。サンティアゴ観光の強い味方だと思います。ホテルをどこか地下鉄の駅の近くにとれば良いでしょう。ただし営業時間が短いようで終電は22時30分頃だと聞きました。余り夜更かししないように注意しなくてはいけないようです。
(写真)社内の様子
社内は非常に清潔な感じで、好感が持てます。近代的な地下鉄で歴史を感じるブエノス・アイレスとは対照的ですね。通勤用の車両もあり、椅子が一般の車両と比較すると半数くらいしかなく、多くの乗客が乗ることが出来るようになっています。
(写真)切符売り場、検札
駅の設計はどこも非常に似ていて始めて訪問する旅行者にとってはどこもほとんど同じに見えるほどです。構造は同じでも色を多少変えるとか、何か駅毎に特徴を出す工夫したら乗っている乗客も楽しいのでは無いかと思います。
3つの菱形を並べた赤いマークがメトロの目印として使われ、駅の入り口に付けられています。主な駅にはタクシーが待っていますので、目的地の近くまで地下鉄で行き、そこからタクシーで行けば経済的かつ時間も短縮出来ると思います。
(写真)地上を走行する電車(5号線)
(写真:地上にある駅に停車中の電車)
メトロという名称を地下鉄と翻訳するのが良いのかどうなのか?市街地を走る電車と考えれば良いと思います。ここの地下鉄も5号線はほとんど地上を走行するのです。市街電車くらいの感じなのでしょうか?
(写真:走行する電車:二号線、エロエ駅付近)
(写真)地下鉄の駅・入口(赤い菱形3つが地下鉄の目印)
(写真:ウニベルシダーサンティアゴ駅入口)
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田中 宛メール送信願います(パラグアイ共和国 アスンシオン市)